私の失敗談。「呪術をかける」

今日あるサイトを見ていたら、あるヒーリングにすごく人気が集中していて、はっとさせられた。それが、「気になる人と強く強力にご縁を結びます」というもの。それに沢山の方が申し込みをされていた。それをご注文された方はされた方で、意味のあることかもしれない。批判否定するつもりはないけれど、私はどうしても引っかかるのだ。なぜならば、私がそれをやってしまった失敗した過去があるからだ。

以前ブログにも書いたのだけれど、消してしまったので、もう１度書いておこうと思う。こういった失敗談の例を。（＾＾；）本当に私、今までで一番生きてきた中で、一番の罪かもしれないなって反省している。

私が高校生の頃、好きになってどうしても結婚したい人がいた。

そして、その人と結ばれたいと思い、ある日、本屋さんに行って、おまじないの本を探しに行ったら、ある本を見つけた。その本は、呪術師さんが書いた本だったと思うが、「絶対願い事が叶うおまじないです。中途半端な気持ちでこのおまじないをしないでください。」と書いてあった。当時の私は、とにかくその人と結ばれたかったので、そのおまじないをすることにした。

　朝５時に起きて、近くの池に行き、鏡を使ってなにかじゅもんを唱え、そして、「その人と結婚できますように。」と、かけたのだ。それから、間もなくその人とおつきあいすることになって、そして、２１歳の時、その人と結婚することになった。お願いごとが叶ってしまった。

　ただ、２人の関係は結婚前には冷めていた。どちらかというと、合わなくなっていたと思う。相手の人はいい人だった。優しくて申し分なかったのだけれど、それでも、合わなくなっていた。これが相性というものなのだろうか。それにも関わらず、結婚してしまったのだ。お互い気持ちはなかったと思う。それでも結婚したのは、本当に不思議だ。

　それから、私は、毎日泣く生活を送る。なんでこんな結婚してしまったんだろうって。将来幸せになるはずだったのに、私の人生が終わってしまったと、部屋にこもるようになってしまった。いつ死のうかって当時　真剣に考えていた。

　そして、その後、この前世療法＆インナーチャイルドヒーリングに出会った。そして、そのセラピーの最後の最後で、目を背けていた夫との関係が出てきたのだった。その時は、もう、そこは諦めて夫との生活は続け自分の生活をもっと楽しいものにすればいい、と考えていた。が、ちゃんとそこに目を向けらされたのは流石だと思う。

　前世での元夫と私の関係を見ることになったが、最後に出てきたのが、それにドーム型のガラスケースの中に赤色のバラが１本ある場面。そこに光を入れるのだけれど、そのガラスケースが邪魔をして、中に光が入らなかったのだ。そして、「そのガラスケースは何か」とセッション中、セラピストさんに投げらかけられた時、ふっとそのお願い事を池にかけた場面が頭に浮かんだ。当時忘れていたのに、思い出して、あれがバリアになっていたのだった。そのガラスケースを取り除くと、バラに光が入り、バラも元気になった。つまり、当時のおまじないを解いたのだった。それから、すぐ離婚しようと決意し、そういう流れになっていった。洗脳が解けたようだった。

　夫の立場からしても、いい迷惑だ。勝手にそういうものをかけられ、離婚させられる羽目になった。被害者だ。本当に申し訳なく、思う。

そして、そういった呪術の力って凄いなって思う。脳が麻痺してしまうのだ。

今こういう失敗を経験して、人の心、特に恋愛感情の好き嫌いって一時的な感情だし、本当にご縁のある人とは、人の手によってコントロールしなくとも、自然と結ばれていく。いや、コントロールすると、それは自然な流れに反して、結果私のように、苦しむことになる人もいると思う。だから私は、強引に人を結びつけることはしたくないし、自分の浄化をして、そして、それにふさわしい人と結ばれていくように、という風な考え方に変わっていった。好きな人がいれば、その人と成就するように、自分を癒やせばいい。そうすると、その方と本当にご縁があれば、その方と波動が合うようになり、成就する。浄化して、もしその好きな人が、結ばれても将来喧嘩ばかりする相性の悪い人とならば、その人とは、距離が出来る。そして、自分にふさわしい人との出会いが待っている。

　豪腕にやっても、一時的にはいいかもしれないが、将来的にはあまりいい結果は、期待できないかもしれない。